北辰一刀流千葉道場主・千葉定吉の愛娘
十代の若さで免許皆伝に達したほどの才能を持ち
兄の重太郎をして自分よりも上と言わしめるほどの
剣速を誇る千葉道場髄一の剣客である。
可憐な外見とは裏腹に負けん気の強い性格から
「江戸の鬼小町」の異名を持つ。しかし剣術修行の為に
江戸へとやってきた龍馬と出会ってからというもの
龍馬の器の大きさにしだいに惹かれ出し
女性らしい振る舞いをするようになっていく
龍馬にとっての佐那は親兄弟や幼なじみといった
身近な人間以外で初めて自分を認め愛してくれた女性であった
まだ何者でもない徒手空拳の若者が成長し
自信を身につけていく過程で大きな役割を果たした存在である。
龍馬が免許皆伝に達した際には佐那との縁談が持ち上がり
佐那自身も龍馬と夫婦になることを強く望んでいたが
その願いは叶うことはなかった。
維新後は岩崎弥太郎の助力を得て鍼灸院を開業し
生涯を独身を通す事になる。晩年も龍馬への想いを抱き続け
「自分は龍馬の許婚であった」と周囲に語っていたという

