お元は長崎の花街・丸山の芸妓。龍馬や弥太郎が
贔屓にしていた女性で才色兼備の売れっ子芸妓であった。
踊りや三味線、琴を得意とし、いろは丸事件の際には龍馬の依頼で
紀州藩を揶揄する絶妙な戯れ歌を作るなど創造性に富んだ女性である
しかしその内心は絶望と虚無に満ちており温和な物腰の裏で決して
他人を信じようとはしない一面を持つ。
長崎奉行の隠密として働き報酬を得る一方で
隠れキリシタンとして世を忍んでいた
現世への絶望から楽園を渇望し
神への強い信仰を持つに至る。
「はらいそ」への到達を夢見ながらも龍馬の言う
「みんなが笑ろうて暮らせる国」を冷笑していた
世の中の辛酸をなめ尽したお元にとって
上っ面の理想論を語る龍馬は嘲笑の対象でしかない。
しかし次第に龍馬の人柄に惹かれはじめ
お元は徐々に人を信じる心を取りもどしていく
そして龍馬のお陰でお元は自由を取り戻すのである

